Brakes
Motomaster Supermoto Racing Caliper

- 69,090yen:(ACTIVE MM210001)
管理人の好みとしてはBrakingをつけたいところですが,タッチの好みから普段はこちらを使っています. 値段に恥じない素晴らしい性能を持っていると思いますが.何点かは文句も…
★★★★☆
Motomasterのキャリパーセットを手に入れるのは,実はこれで2回目です.最初は旧モデルの新品を偶然格安で手に入れたたものを使用していました.
が,このキャリパーはサポートが必要なタイプであり,管理人はいつもトルク弱めでボルトを締め付けている為,新品キャリパー脱落!という悲惨な事態に見舞われたのでした.
時は経って,現行モデルの格安在庫をまた見つけてしまったので,早速Get!
新旧の主な違いはキャリパーの大きさで,かなり小型化していることが確認できました.
付属のディスクもフレイムタイプになって格好よくなっていましたが,金欠の為新品のまま売ってしまいました.
モデルチェンジの効果か,ゴツイ外観とは裏腹に無駄な肉は削り落とされているので,結構軽量なキャリパーです.
少なくとも,Bremboのキャスティングよりはずっといい選択肢だと思います.ちなみに同径4podでピストン径は小さめなので,油圧レシオをよく考える必要がありそうです.
Bremboラジアルとの組み合わせは絶妙で,指1本でパッドをなでるようにコントロールすることができる感覚です.
ちなみにステンレスピストンなので滅多なことでは錆びないのがうれしい特長なのですが,シール単体の供給はないので,
ピストンも含めたリビルドキットしか選択肢はありません.
Brakingのキットは安かったのに,こちらは1.8万弱しますので,普段のメンテには気をつけたいところです…
Braking Super Moto 4pod Caliper
- 48,300yen:(DAYTONA 47636/Braking C41921 )
今となってはなかなか手に入らないので,見かけたらGet!しておくことをオススメします(笑
★★★★☆
このキャリパーを出したBraking社の特筆すべき点は,その先見の明です.
今でこそモタードは(ことさら欧州では)大きなブームになり,メジャーメーカーもアフターパーツを多く供給しています.
しかしこのキャリパーは,日本でモタードなんてほとんど見かけない,2001年くらいから正式に手に入れることができたのです.
まあ当時は"バイカーズスタイル"に合わせたパーツとして,DAYTONAが代理店となっていました.
他社と同様のCNC削り出しボディを持ちますが,こちらはサポート部分も車種専用の一体成形.余計な部品はついていません.
大きなポイントはそのピストン径で,32/36mmの異径4podとなっています.
これは,オンロードレーシング界では名高いビッグブレンボやモノブロックなどと共通のサイズで,同様のモタード向けキャリパーは後にも先にも見かけていません.
まあそんなこんなで気合いの入った設計をしすぎたのか,'01の初期モデルは確か定価が7万を超えていたような,いなかったような.
これらを見かけた管理人は強い憧れを抱き,何度も手に入れようと努力するに至っています.
現在は紆余曲折を経て,'04の最終型キャリパーと,新品のピストン&シールキットをキープしています.
まあ,品質については疑問点もありますが,好きなモノは好きなんです(笑
この後Braking社は色々なキャリパーを出していますが,それについてはまた今度.
Brembo Racing Radial Master Cylinder (Billet) 16x18
- 71.400yen:(Brembo 10.5800.10)
- 1,680yen:(Brembo 10.4446.50)
- 7,140yen:(antlion #09325-TG)
- 6,825yen:(antlion #09014-SL)
- 1,575yen:(rinx original Pivot Pin)
- 2,100yen:(rinx original Pushrod Pivot)
★★★★★
管理人がラジアルマスターに注目し始めたのは,どうやら2005年の様です.そう,ポンコツのCRM50に乗っていたときにはもう欲しがっていました.
そのときにはマイナーだったラジアルですが,最近は街中で見かけてばかり.他人と被るのは全然面白くないので,鍛造&削り出しのモデルを買うことにしました.
(どうやら普通のラジアル&RCSも鍛造らしい…?)
と,一言で言っても,(現在でこそ価格改定を繰り返し安くなりましたが)ビレットのラジアルブレーキマスター(XR.011.30)は10万弱と超高額!!
学生に許された金額ではないように思われました.
そんなある日,東雲のライコランドあたりで指をくわえながら"ビレットの"ラジアルマスターコーナーを眺めていたところ,変なことに気付いたのです.
"ブレーキとクラッチって,形そっくりじゃん"
そうです,Bremboラジアルは別体が基本ですから,ブリーダーやバンジョーの細かい位置を気にしなければ,上下反転させて使えばいいと思い立ったのです.
現にレバー周りなど主要部品の品番は共通です.
で,それに何の意味があるのか.
上記の通り,ブレーキ側であるXR.011.30は実売でも7万をくだらないマスターです.一方クラッチ側の10.5800.10なら,実売で4万円台で買えてしまうのです.
まあ,ブレンボレーシングの中でも両者は細分化されていて,XR**のシリーズはレーシング中のレーシング(?)というような区分なので,細かい性能はきっと違うんでしょうけどね.
しかし,一般に転がっているただのブレーキマスターよりは絶対にいいだろう!ということで購入したのです.
実際の使用においては,antlionのミラー&マスターカップステーとレバーを取り付けました.
更に,ブレンボラジアルのピボットピンはスチール製で錆びやすい上,部品単体供給が無い為,ガレージ輪XオリジナルのSUS304製ピボットに交換しています.
当時SUSのピボットを出していたのはここくらいだったのですが,現在では各社からそっくり品が…
まあかなりの投資をしただけあって,コントロール性は文句のつけようがありません!
管理人はビレットではないラジアルブレーキマスターも他で使用していますので,プラシーボ効果ではないと信じています(笑
皆さんもクラッチマスター流用はいかがですかね?
Braking Super Moto 2pod Rear Caliper
- 32,550yen:(DAYTONA 46104/Braking C21211)
うっかり間違うと効き過ぎるリアブレーキになってしまいますが,やっぱりこの制動力は魅力的ですよ!
★★★★☆
オフロード車リア向けなのに2podという,かなり変わったキャリパーです.
Braking.jpによれば,正式名を"片押しフローティングクロスキャリパー"と呼ぶようです.
DAYTONAからはやはりスーパーモタード向けということで発売されていましたが,既に絶版品.
フロントキャリパーと同様ボディはCNC削り出し,なおかつフェード防止の為,冷却フィンが彫り込まれています.また,片押しなので強固なモノブロック構造をとっています.
ピストンは24mm*2で,ステンレス製です.ちなみに現在でもチラホラ見かけるBrakingの1podリアキャリパーが28mmピストンなので,ピストン断面積は約1.5倍となります.
本当に流通量の少ないキャリパーで,なおかつ超広範囲に流用が可能なことから,入手は困難です.
また,油圧レシオには十分注意する必要があり,現に管理人のCRMは適当なマスターがついている為,アンコントローラブルです.
そんなデメリットを差し引いても,"オフ車のリアブレーキは大して効かない"なんて意見を吹き飛ばす制動力はかなりの魅力を持っています(笑